【戦隊初見さんに薦めたい】侍戦隊シンケンジャーを改めて振り返ってみる
どうも。GWなのに引きこもった
なぞちゅう(@nazotyuu)です。
ついこの間、相互リンクさせてもらっていて、リアルでも
特撮オフ会などでお世話になっているYU@Kさんが特撮レビュー
ブログを立ち上げられました。その行動力とバイタリティさすがです。
http://sfx-vfx-xr.hateblo.jp/enty/2009/02/15/073000
で、その中のお題にシンケンジャーがあったので、
ちょっと書いてみようと思います。
http://sfx-vfx-xr.hateblo.jp/entry/2009/02/15/073000
侍戦隊シンケンジャーってなんぞよ?という人に一言で
説明するのは難しいのですが、あえて言えば
「侍戦隊という和のモチーフを現代にうまく持ってきてなおかつ、
ちゃんと5人の成長物語にした近年の戦隊の中でもかなり完成度
の高いもの」
ということになるでしょうか?
僕個人としてはシンケンジャーの3つのポイントとして
①レッドである殿と他の家臣(+幼なじみのお寿司屋さんw)
メンバーの主従関係とキャラの成長がきちんと描かれている。
②1年間という長尺の物語を計算した話の持って行き方の妙。
③敵である外道衆がまさに外道みたいに強い。
この3つが挙げられると思います。
まず①ですけど、
レッドが近年戦隊の中でもちゃんとレッドしてました。
近々のレッドはそれこそ熱血キャラという部分がクローズアップされる
ことが多かったと思うのですが、シンケンジャーの場合は殿なので、
必然と隊長のポジションになるわけです。
僕が昔見ていた戦隊初期のレッドはまさに戦う部隊の隊長でした。
レッド隊長の元に他4人が付いていく構図は懐かしさと同時に
先に上げた熱血レッド一人突っ走り系wが多かった中で
とても新鮮でした。
とはいっても殿も万能ではなく
ちゃんと4人が殿を支えることで殿自身も成長したし、
何より他の4人も未熟ながら成長していったんですね。
万能戦士ではなくて、それぞれの足りない部分を理解しつつ、
殿も含めた成長物語が1年間を通して見れたのが良かったなぁ
と思います。
それこそ、5人のキャラがきちんとあったお陰で、
幼なじみの寿司屋wという一見奇抜なゴールドもポジションを
確立した感がありました(笑)
我流の居合で百枚おろしってこれだけ見るとカッコイイですが、
見ての通り寿司屋なのにカッコイイって結構すごいと思いますw
ちなみに、ここでとりあげるのもあれですが、今放送中のニンニンジャーは
ちょっとキャラの設定が弱いかなぁと思うので、頑張って欲しいです。
特に凪!!頑張って∩(*・∀・*)∩ファイト♪
次に②の1年間という長尺の物語を計算した話の持って行き方の妙ですが、
これ、前自分がニコニコ生放送やってた時にゲストのずぶねりさんと
そんな話になったんですけど、
「シンケンジャーは捨て回がないのが凄いよね。」ってことなんですよね。
大体戦隊モノって1年やるで、どうしても中だるみ回というか
この回いらなかったんじゃないかな?的な話が出てくるもんなんですよ。
ただ、シンケンジャーはその捨て回と思われる話が見当たらない。
そして例の脚本家小林靖子さんの仕掛けに感嘆することになるわけですw
これだけきちんと計算されてる感じなのに結構いきあたりばったりで
靖子さんは書いているらしく、靖子パワーの凄さを感じるわけですが。
ただ、その仕掛けの部分はさすがに考えていた旨はこの本に書いてました。
シンケンジャーをなぜ僕ら特オタが感嘆して語るのかを本編未見の方は
全49話見て味わって欲しいですね。あえて言うなら伏線回収の妙とだけ。
そして最後、③敵である外道衆が外道みたいに強いですけど、
これ、結構重要だと思ってます。
最近特に感じますけど、敵がとっても強いって重要だなと。
当たり前ですが、敵は戦隊にとって合わせ鏡なんですよね。
シンケンジャーの敵の外道衆は外道衆の中のパワーバランスや関係性
が際立っていたと思います。
特に血祭ドウコクさんの無双っぷりは多分近々の戦隊の中で最強だと
思うんですよ。もうホントとんでもなく強い。
なんっったって我らがGoogle先生に血祭ドウコクって入れると
声、フィギュアの次に最強ですよ(爆笑)
皆やっぱり最強だと思ってるんですよねw
また、外道衆は外道に落ちて悪者になってるんだけど、外道に落ちる
理由がちゃんとあって、もしかしたら、悪になる必要はなかったかも…
という悪側の原理みたいなのをしっかり見せてくれると、やっぱり
倒しがいが出てくるってもんです(笑)
特に薄皮太夫をこんなに好きになると思いませんでした。
近年の悪役キャラ(特に女性)のなかで一番好きかもしれない。
薄皮太夫の外道に落ちる前を薄皮太夫の声優の朴璐美さんが演じましたが、
あの場面だけ見たらとても日曜朝の戦隊ものとは思えませんでしたよ。
ここだけ見たらどう見ても吉原炎上ですw
こういうのを手加減なしでやっちゃうのが凄いなぁと改めて思います。
とんでもなく強い敵を5人の力で倒す過程にシビレました。
とまぁこんな感じでシンケンジャーのなぞちゅうが考えるいいところを
つらつら書きましたが、これではたして未見の人が見たいと思ってくれる
か多少不安ではありますが、ぜひ未見の方は見てみてください。
それこそレッド役の松坂桃李くんやピンク役の高梨臨さんの初々しい演技が
見れるのでそれ目当てで見てもいいですし、近年戦隊モノ見てなかったなぁ
っていう人がハマってくれると嬉しいなと思います。
書いてて自分また見たくなってきましたもん。
ゴールデンウィークはもう終わっちゃうかもですが、
9月のシルバーウィーク当たりで、
イッキ見することをオススメしつつ、
今日はここまで。
でわでわ、またね。