なぞちゅうのはてなブログRX

30代の特撮好き。特撮以外も雑多に好き。好きなモノを好きな時に色々書くブログ

2018.1.8 北九州の成人式を眺めながら地方のオタク環境を考える

本日は成人式。

成人の日というと自分の中ではやっぱり15日

のイメージで固まってしまっているのだが、

そんな自分ももう十分オッサンなのだろう。

自分の成人式なんて10年以上前の話だ。

 

北九州の成人式のニュースをまたかとしかめっ面で

眺めながら、ある意味安定だがこれを安定としちゃうのは

やっぱり違うよなぁと思う。

流石朝日。サムネイルが綺麗だ。

 

小倉経済新聞さすが地元である。

 

これが安定となっているのは

やっぱりちょっとおかしいと思うんだけど

この僕の感覚がおかしいのだろうか?w

 

と思っていたらはてブでこちらのブログがバズっていた。

 

いやもう至極ごもっともな意見である。

僕も正直『修羅の国』という単語を使ってしまうことが

あるのでそこは申し訳なかったと思うが

じゃあこのブログで書かれている

「ムラ文化」「ヤンキー文化」は何で北九州で顕著

なのかというのを考えないといけない。

 

ちょっと前に他の地方の成人式の改造車が痛い

みたいな記事を僕がTwitterでRTしたのだが

 

 

俗に言う横浜銀蠅に歌われている

ツッパリヤンキー文化は

90年代に一度消滅してると思う。

そこからカラーギャング

B系チーマーあたりに

シフトしていったはずだ。

 

だが、北九州の成人式を見るに

頭のリーゼント具合は残っている。

たぶん昔に横浜銀蠅ヤンキーだった

世代が親になりそれを子供が継承する

という血統ヤンキーが多いということ

ではないだろうか。

 

逆に世代を超えて受け継がれる世襲ヤンキーは

もう絶滅危惧種なんじゃないだろうか?

 

前に上げだ『ぜんこくせいは』

ハッシュタグ入り痛車がは出現したのは

世襲ヤンキー制度が途切れた地域の

ヤンキーの成れの果てということだと思う。

 

そして血統ヤンキーは

一周回って目新しくなった。

俺らが伝統の継承者やで!

みたいになって

ネットの拡散力の力で

全国に出るようになったのを

変にマスコミが取材しちゃうものだから

めざましTVってフジの看板朝番組でしょ?

それがこうやってとりあげるんだもん…

 

地元で伝統継承してきた

俺らに全国が追いついた!

と変な勘違いをしてイキった

血統ヤンキーがやらかし続け、

絶滅危惧種の世襲ヤンキーも巻き込みつつ

今に至るのではないか?

というのがなぞちゅうの簡単な考察である。

 

実際こちらの記事の中に

のぼり旗を手に、出身区名などを連呼するおなじみの光景は健在だ。外の公園の一角では、色とりどりの羽織に旗、巨大な扇子でキメた若者が「コクラ(小倉)! コクラ!」「トバタ(戸畑)!トバタ!」と叫ぶ。

 ただ、2年前に比べ、集団の数は少ない。殴り合いもあったが、周囲が止めに入ればやめ、それほど殺気立っていない。

 新成人の原田彰さん(20)は「集団でけんかをする人たちは、成人式で中学時代からの因縁を最終的に決着するようだ。僕らの代は中学の時から、それほどやんちゃじゃなかった。その影響もあるのかもしれない」と語る。世代によっては「今年はひどいことになるらしい」との噂が、地元を駆け巡ることもあるという。

 とある。

 

やはり先輩からの後輩に受け継がれる

世代世襲ヤンキーは絶滅傾向なのだろう。

 

地元の閉ざされた環境で

独自に進化したヤンキー。

 

ではそのヤンキーと対極にある

地方オタクはどうかというと、

ネットの登場の以前以後で

地方オタクのあり方は変わってしまった。

 

これまたちょっと前に違法サイトが閉ざされて

僕らはそれがないと生きていけないんです。

みたいにつぶやいたものがまとめられていたが

ここでこういうネット環境がないと

俺らのオタクライフが充実しないよ

という論法が出てしまうのは

オタクにとってネットがヤンキーの地元と同様に

閉ざされたムラ社会だからじゃないだろうか。

 

結局地方オタクとヤンキーというのは

自分たちのいる場所以外の外の世界が見えてない

という意味で共通なのかもしれない。

 

ともかく、

自分はオタクなんでヤンキーになることは無いが、

外を知らないオタクにはならないようにしようと思った。