なぞちゅうのはてなブログRX

30代の特撮好き。特撮以外も雑多に好き。好きなモノを好きな時に色々書くブログ

2019.9.26 木村一基王位誕生で思う才能とは継続して同じだけ情熱を傾けることが出来るということ

 

ここ数日自分のジオラマ制作日記

みたいになってたので

今日はちょっと話題を変えて

将棋の話を。

 

将棋全くわからないって人にも

読んでもらえるような内容ですので

ご安心を。

 

将棋の王位戦で木村一基九段が

豊島名人にフルセットから

勝利して最年長タイトル獲得記録を

大幅更新するという

嬉しいニュースがありました。

 

そもそも将棋は八大タイトル戦という

大きなタイトル戦が八つあるんですけど

それに今まで木村王位は

七回挑戦して七回とも

惜しくもタイトルを逃すっていうの

続けてきた人なんですよね。

 

八つあるタイトルのうち

一つでも獲得出来たら

超一流と言われるくらい

将棋の世界は厳しいわけです。

 

解説上手で有名な木村王位が

羽生善治九段の戦いを解説している時

 

「あんなにいっぱいタイトル持ってるんだから

 一つくらいくれても良いのにねw」

と冗談を言ったのが

凄く自分は印象に残っていて。

そのくらいタイトルというのは

棋士にとっては悲願なんですね。

 

将棋はどうしても若い人の方が

有利と言われていて

やはり体力的なものもそうだし

頭脳の考える瞬発力も若い方が

力があると一般的には言われています。

 

そんな中で掴んだ46歳での

初タイトル。

 

やっぱり年齢を重ねると

どうしても色々な物が

衰えていきます。

 

それでも木村王位の

将棋に真摯に向き合って

強さをひたむきに追い求める

姿は本当に凄いなと。

 

それこそ羽生さんは

兼ねてから才能については

「才能とは10年20年と変わらず同じ姿勢で

 同じ情熱を傾けることが出来ること」

と言っているのですが

木村王位の初タイトル獲得は

まさにそれだよなぁと思うわけです。

 

老いてもなお努力をちゃんと続ければ

年齢に関係なく成長できて結果が

出るのだというのを見せてもらいました。

 

本当に心からおめでとうございます。

 

ちなみにこのあたりを読むと

またこの初タイトル獲得が

どれだけ凄いかが解ります。

参考までに。

 

最後に木村王位の名言でシメを。

「負けと知りつつ目を覆うような手を指して

 頑張ることは結構辛く、抵抗がある。

 でもその気持ちをなくしてしまったら

 きっと坂道を転げ落ちるかのように

 転落していくんだろう。」

 

不屈の男がその精神で頂点に立った日。

素晴らしい日。

 

今日はこれまで。