2020.02.13 槇原敬之マッキー逮捕が残念過ぎるHungry Spyder
夕方仕事も終わろうかっていう時に
ええっ…マジか…やっぱりダメなのか…って
いう残念過ぎるニュースをTwitterで知った。
僕と奥さんの共通の好きな歌手だったので
すごく残念だ。
学生時代に奥さんと好きなのに逮捕されちゃって
ツライみたいなことを話したのを覚えている。
前回の逮捕が平成11年の1999年だから
かれこれ20年くらい前になる。
逆に考えると20年も抜け出せなかったのかと。
その時も薬のせいで素晴らしい楽曲が
どうせ薬のお陰で書いたんでしょみたいに
言われるのが自分はすごく嫌だった。
そして今回もその時と同じ悲しみを
20年越しでまた味わうのは
やっぱりちょっと辛さが倍になる。
マッキーは凄いストレートな歌詞と抽象的な歌詞を
ポップな音楽に載せて歌う天才なんだけど
それこそタイトルに書いたHungry Spyderは
前回の逮捕の直前に書かれた曲でそれだけに
色々言われやすい楽曲なんだけども
抽象的な歌詞が秀逸過ぎて
自分は一番好きな曲だ。
大学の先輩がどおりで凄い幻想的な曲だと思ったよ!
みたいに言ったのをそんな風に言わないでください
と珍しくちょっと強めに否定したくらい。
今日も腹を減らして一匹の蜘蛛が
八つの青い葉に糸をかける
ある朝梅雨に光る巣を見つけ
綺麗と笑ったあの子のため
厄介な相手を好きになった
彼はその巣で獲物を捕まえる
例えば空を美しく飛ぶ
あの子のような蝶を捕まえる
朝露が渇いた細い網に
ぼんやりしてあの子が
捕まってしまわないように
i 'm a Hungry Spider
you're Beautiful Butterfly
叶わないとこの恋を捨てるなら
この巣にかかる愛だけを食べて
あの子を逃がすと誓おう
ソラで歌えるくらい覚えてしまった歌詞。
好きになった子を蝶に例えて
男性側はその天敵の蜘蛛に例えて
この歌を聞いた時になんて凄い比喩を
する人なんだと思ったのを覚えてる。
あと抽象的な歌詞で思い出すのが桃
高い場所に実を付けた
桃に手が届くように
君を抱き上げることさえ
思いつきもしなかった
高い場所に実をつけた
桃に手が届かない君に
気づかないような僕の手は
やわらかい物を潰してしまう
駄目なところを沢山
僕の中に見つけても
どうして嫌わないで
一緒にいるのと聞いた時
そんなことで変わる
気持ちしかない人に
好きと言われるのは
自分も嫌だからと答えた
この1番から2番にかけての
歌詞が凄い好きで
これも相手を好きなんだけど
上手くできない気持ちと桃を
重ねるくだりと相手の女性の
切り返しの言葉が凄い素晴らしい。
しかし、マッキー自身が柔らかい大事な
桃を潰してしまったのかよとまた
ため息が出てしまう。
こんな凄い歌詞と歌を書ける
歌手は僕はマッキー以外に
スピッツの草野マサムネさんくらい
だと思っているんだけど
とにかくこんな素晴らしい才能を
持った人間でさえも薬は蝕んでしまうのか
と思うと本当に辛い。
もう辛すぎて今日は飲まないつもりで
いたハイボールも開けてしまった。
CHAGE and ASKAの飛鳥さんが
捕まった時も思ったんだけど
いい音楽には罪はない。
きっとカラオケで僕は歌うと思う。
またいい曲を書いて戻ってきてくれると
信じながら。
今日はここまで。